花粉症について
新たに説明する必要はないかもしれません。
それだけ、悩まされている方が多く、苦しんでいらっしゃいます。
そして、日本海側の北陸地方、石川県は花粉とともに黄砂やPM2.5もとても多いです。
ただ、案外知られていないのは、
花粉症はじめ、耳鼻科疾患に対して鍼灸治療が大変、有効なことです。
改めて、花粉症について説明していきます。

花粉症について

鼻の中に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応によって
目鼻のかゆみ、鼻水、鼻づまりの症状が引き起こされることをいい、
季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれます。
メカニズムとしては、アレルゲン(アレルギーの原因となるもの)が
鼻の中の粘膜に付着すると、体内に抗体が作られマスト細胞という細胞に結合します。
その後再びアレルゲンが侵入すると、
マスト細胞からアレルギー誘発物質が放出されることにより
目鼻のかゆみ、鼻水、鼻づまり等のアレルギー反応が引き起こされます。
また、花粉症の他にダニ、ペットの毛、カビなどのアレルゲンによって
引き起こされる鼻炎は通年性アレルギー性鼻炎と呼ばれます。
ちなみに
ペットで花粉症に苦しむケースも増えているそうです。

最近では花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の併発や、
複数の花粉に反応する花粉症など、
ほぼ一年中、症状に悩まされるという人も
たくさんいらっしゃいます。
鼻の中の粘膜が、アレルゲンに刺激され、
血管が拡張し、細胞が浮腫（腫れること）を起こし、
知覚神経が刺激され、異常をおこしたりします。

 

アレルゲン免疫療法は花粉症の原因である
花粉の抗原（アレルギーを引き起こす物質）の抽出液で作った薬を、
皮下注射で少しずつ体に入れ、花粉に対する反応を弱めていくという治療法です。
近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症またはダニアレルギー性鼻炎と
確定診断された患者さんが治療を受けることができます。
1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、
その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、
2日目からは自宅で服用します。
この治療は、即効性ではなく、時間をかけて効果をあげていく方法です。

花粉症の鍼灸治療

花粉症の患者さんで多い訴えとして

目や鼻のかゆみ
鼻水、鼻づまり
ノドの痛み、イガイガ感
頭痛
ボーっとする
お腹の調子を崩す

これらが、大半です。

鍼灸医療は、これらの症状に有効です。
ただ、すべて完璧に治ります！とも言い切れないように
思います。
もちろん、軽度のものなら短時間で良くなります。
しかし、重症なものは時間を要するものもあります。
ただ、治療をしてきて思いますが、
クスリと併用することも大切かなと感じています。
そして、同時に鍼灸治療の効果の高さも感じています。

１．アレルゲン（アレルギーの原因になるもの）をブロックして
　　中にいれないこと
２．ストレスをかけないこと
３．暴飲暴食をしないこと（特に、過度の糖類、炭水化物）
４．疲労を溜めないこと

がとても大切です。
治療を並行して、鍼灸治療を試してみてはいかがでしょうか。

当院は、令和２年６月２９日をもって移転させていただきました。

カラダとココロのことは、なんでもご相談ください。

～ジョージ鍼灸院　金沢本院～
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