逆子の治療を希望する患者さんの来院時期はさまざまですが、比較的多いのは妊娠29週、31週前後です。
その理由は、妊婦健診が妊娠7-8ヶ月、つまり妊娠24週から35週の間は2週間に1回あります。
赤ちゃんが小さいうちは、姿勢が定まらず、お腹の中をぐるぐると動きます。次第に大きくなってくる8ヶ月あたり、妊婦健診でいうと27週から29週のあたりで逆子と診断されやすいからです。
そして、妊婦さんは、逆子体操を指導され、2週間続けます。それでも直らないときに、産科医に鍼灸治療をすすめられる場合、ご自身で調べて鍼灸治療を希望する場合とがあります。また、逆子とわかった時に、自分で逆子のことを調べ、対処法として鍼灸治療をみつけ来院されるケースです。
これらの時期がちょうど妊娠29週と31週前後が多い理由です。
赤ちゃんには、とにかく時間がありません!
悩んでいる間にも赤ちゃんはどんどんと成長し、予定日前(妊娠37~38週目頃)に帝王切開をしなければならなくなってしまいます。
しかし、当日の術前検診でなおるケースも多々ありました。逆子治療のタイムリミットは帝王切開当日ということです。
帝王切開を決断する前に、赤ちゃんのためにもそしてご自身の体のためにも、あきらめず、鍼灸の逆子治療を試してみませんか?
このカテゴリーでは、逆子に関して記載させていただきます。